陰キャ母、娘のダンスの発表会で「派手髪」に挑む

子育て

子どもの習い事をきっかけに、未知の世界に足を踏み入れることになろうとは思いもよりませんでした。

我が家の場合、それは「ダンス」でした。

私は、ダンスとは無縁の陰キャ母。

そんな私が、娘のダンス発表会の髪型を作ることになったのです。

……ダンスの髪型って、何?

「何か習い事させた方がいい?」問題

皆さんのお子様は習い事をしていますか?

よく、英語は〇歳までに、とか。

ピアノがいいとか、スイミングがいいとか、そんな情報があふれていますよね。

我が家も、何か習い事させた方がいいのかなと悩みつつ、

「英語?本人が本気で英語を学びたいと思った時が学び時かなー」

「ピアノ?どこかいい先生いないかな、いないなぁー」

「スイミング?保育園のお迎え時間と、教室の時間が合わないなー」

などと言い訳をしまくり、何も手を付けていませんでした。

この時、娘年長さん、息子年少さん。

ぼんやりした親にしびれを切らしたのか、年長さんの娘本人が動き出しました。

「ママ、ダンスクラブやりたい」

え、ダンス?

あのー、ママ、ダンスなんて体育の授業でイヤイヤやっていた記憶しかないんですけど。

親の興味は皆無でしたが、娘の意思は固い様子。

なぜ、急にダンスなのかというと、保育園でダンスの時間があるのです。

さらに会費を支払えば、

週に1回、16時20分~17時にダンスを教えてくれるクラブが、娘の通っている保育園には存在します。

つまり、保育園から習い事の場所への送迎はなし!

習い事に二の足を踏む親には嬉しい情報です。

会費も月額3000円と、そんなに高くはありません。

何より、娘がしたいと言ってきた習い事。

親の興味はなくとも、断る理由はありませんでした。

フリフリスカートを受け付けなかったり、
(▷フリフリを夢見た母、マイクラ女子を育てています 参照)

小学校の準備品にサンリオではなくポケモンやマイクラを選んだり。
(▷ラン活に疲れた母へ。ランドセル選びで我が家がたどり着いた『親の納得感』という選択 参照)

そんな娘らしいといえば、娘らしい。

つくづく、子どもは親の想像を超えますね。

思いもよらぬ提案でしたが、習い事自体は問題ありません。

送迎の時間も問題なし。

会費も問題なし。

娘も楽しそうにしている。

「何か習い事させた方がいいかなぁ」と思っていた親の漠然とした不安も解消。

いいこと尽くしではありませんか!

と、喜んでいたのですが。

突然やってきた「発表会」の試練

ダンスを習い始めて1年が経とうとしていた年末。

娘が嬉々として言いました。

「ママ、ダンスの発表会あるんだって!出たい!」

ダンスの発表会なんてあるの?

確かに、ダンスクラブからのお知らせもありました。

3月初めに、ダンスの発表会があるようです。

参加は自由。

しかし、発表会用の練習があるため、会費とは別の費用も必要だそうです。

まあ、費用は仕方ありません。

娘が出たいというなら、支払おうではありませんか。

問題は、『髪型、靴は自由です』の文言。

ダンスの髪型と靴って、何?

ダンスクラブで履いている靴は、保育園の上靴です。

上靴だと、まずいよね。

衣装は決まっているようなので、それに合わせて靴を揃えるの?

というより、髪型どうしたらいいの?

テレビで見かけるダンスをしているお子様の髪型は、エクステなのか、染めているのか、いろんな色のメッシュが入って派手派手で素敵です。

あれを、やれということですか?

どうやって?

まず、毛量が増えてません?

どう増やすの?

カラフルな毛束が編み込まれたりとかしてますよね?

地毛とエクステって、編み込めるの?

そんな技術、美容師さんなど、それを生業としている方以外には無理ではありませんか?

完全に混乱しました。

自慢ではありませんが、私は小中高とダンスとは無縁の女。

小学校時代は、ショートカットで髪などアレンジしたこともない。

中学時代はバドミントン部一色。

高校時代は幕末にハマり、幕末関係のマンガと書籍を読みまくり、同じ趣味の友達とキャッキャ騒いでいた陰キャ。

ダンスの入る余地はありません。

というより、ダンスのキラキラした世界に踏み入れるのも恐れ多かった学生時代。

そんな、そんな私が!

娘の髪型をダンス仕様にするのですか?

そんな無理難題を言っちゃあいけません。

無理無理無理無理無理むりムリ!!!!!

と、駄々をこねている場合でもありません。

ダンスの発表会は着々と迫ってきています。

陰キャ母、エクステを探す

とりあえず、靴は普通のスニーカーを娘チョイスで購入。

そして、髪型は「エクステを付けたらそれっぽくなるのでは」と、ぼんやりした思考のままエクステ探しの旅へ。

探しているときには全然見つからないのに、そういえばどこかで見たことがあるような、髪に留めるタイプのエクステ。

井上陽水の『夢の中へ』が脳内に流れます。

子ども服店も、雑貨店も、100円均一も、探したけれど見つかりません。

そこで、ふと思いついてネットで探してみたところ……ありました!!

今のエクステって簡単なんですね!

ゴムにカラフルなエクステが付いていて、それで結べば簡単に派手髪になるようです。

もっと早く調べたらよかった……

三つ編みなら任せてください!

一つだけ、陰キャの私でもやれることはあります。

私の家は「自分で結べるようになるまで髪は伸ばしてはならない」という、とんでもルールがあったので、ずっとショートカットでした。

そのため、ロングヘアーへの憧れはものすごく、リカちゃん人形で髪の毛のアレンジを楽しむ幼少時代を送っていたため、三つ編みは得意です!!

そんな私の歴史と、エクステを組み合わせ、娘のダンスの髪型は決まりました。

まず、ツインテールにして、地毛で3本の細い三つ編みを作ります。

さらに、細い三つ編みが数本ついたピンクのエクステ付きのゴムでくくります。

これが、陰キャ母のダンスの髪型の限界でした。

あとは、ママ友から聞きかじった情報により、顔に貼るキラキラシールもネットで購入。

当日はママ友のセンスで貼ってもらって、無事にダンス発表会仕様の娘が完成しました。

ふぅ……一安心です。

ダンスの発表会もトラブルなく、浮くことなく、終えることができました。

探し物は、発表会が終わってから見つかった

余談ですが。

ダンスの発表会が終わってから、再び井上陽水の『夢の中へ』の2番が脳内に流れることになりました。

100円均一に行ったところ、エクステ、見つけました。

なぜ、あの血眼になって探していた時期に見つけられなかったのか、甚だ疑問です。

子どもが連れて行ってくれる世界

子どもは親の思うようには育ちませんね。

それでも、いえ、だからこそ、思いもよらぬ世界を見ることができます。

私が一人で生きていたら、ダンスの髪型など、一生調べることもチャレンジすることもなかったでしょう。

ダンスを踊る娘を見て、

かんゎいいいいいいいいいい!!!!

と癒されて、パワーをもらうこともなかったでしょう。

今回は、初めての経験に悩んだりもしましたが、実際に髪型のアレンジをしてみると、案外楽しんでいる私がいました。

次は、顔に貼るシールも娘と一緒に楽しみたいなと、新たなチャレンジ精神も芽生えました。

そんな自分に出会えたことも驚きでした。

あまり思い詰めず、子どもが連れて行ってくれる世界を面白がって、楽しんでいけたらいいなと思えた経験でした。

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